最終更新日 2021年6月2日 by amajaz
ビルメンテナンスと聞くと、安定した仕事というイメージを持っている人が多いでしょう。
そのため将来的なことを考え、このような仕事を選ぶ人が増えてきています。
しかし、ビルのメンテナンスといっても、実際にはどのようなことをするのかよく分からないという人もいるかもしれません。
ビルメンテナンスではいろいろな業務を行うことになります。
実際に目にするものとしては、ビルの清掃などが挙げられるでしょう。
他にもビル内の電気や水道の点検もありますし、ビルに設置されている火災報知器の点検、エレベーターの故障対応といった業務もあります。
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Contents
建築物を安全かつ快適に保てるように管理する仕事
さまざまな業務内容がありますが、一言で表すと建築物を安全かつ快適に保てるように管理するという仕事です。
設備管理の業務では、主に電気通信設備や空調設備、給排水設備といった設備の点検を行います。
これらが安全に運転するかどうかを確認することはもちろん、メンテナンスを行う必要もあります。
また、設備に不具合が発生した時にはその原因を調べたり、専門の業者を手配するといった仕事もあります。
簡単なトラブルなら可能な範囲で修理を自ら行うこともあるでしょう。
対応が不可能な場合は専門の業者に依頼しますが、工事の立ち合いを行って工事の記録をするといった作業も発生します。
この仕事は就職する企業によって働き方が異なってくることもあります。
1つのビルに常駐するという働き方もありますし、複数のビルを管理するといった場合もあるのです。
そこで勤務スタイルを確認し、就職したい企業を選んでいっても良いでしょう。
会社によっては24時間勤務ということもある
また、会社によっては24時間勤務ということもあります。
緊急のトラブルが発生しない限り、基本的には毎日同じような流れで業務を行うことになります。
基本的に決まった時間内で作業を行うことが多いですし、残業が多いといったことはありません。
また、休みについても週休2日制を採用している企業が多いため、仕事をしながらしっかり休みも取りたいという場合に最適です。
月平均の残業時間が5~15時間となっている企業が多く、中には全く残業がないという企業もあります。
夜間勤務になった場合は翌日が休日になることが多いですし、負担の少ない仕事であると言えます。
もちろん残業時間や休日は企業によって異なりますし、事前にきちんと確認しておくことが大切です。
無理なく働き頼という場合には向いているかもしれません。
残業が比較的少なく休みも確保しやすい
ビルメンテナンスの仕事は残業が比較的少なく休みも確保しやすいことが大きなメリットです。
夜間勤務もありますが、休憩時間も取れるので体力にあまり自信がない人でも働きやすいと言えるでしょう。
資格取得に意欲的な人にもおすすめです。
待機時間は普通に休んでも良いのですが、給与アップを目指すなら資格を取得するための時間に使うようにしましょう。
仕事を始める時には特に資格がなくても大丈夫なことが多いです。
しかし、資格を取得すれば手当てがつくこともあるため、時間があれば積極的に取得していくようにしましょう。
ビルメンテナンスは楽な仕事というイメージが強いかもしれません。
ですが、実際には覚えることがたくさんありますし、勉強が嫌いな人にはあまり向いていないとされています。
点検する設備の数がたくさんある場合、それだけ設備の名前や仕組みについて覚えなくてはなりません。
そのため働きながら勉強をしたり、スキルを習得するのが好きな人の方がこの仕事に向いているということです。
未経験・無資格で就職した場合、都市部なら月収20~23万円が相場
ビルのメンテナンスにはさまざまな業務がありますし、その業務内容によって年収も変わってきます。
未経験・無資格で就職した場合、都市部なら月収20~23万円が相場です。
地方なら16~20万円が相場ということですが、資格や経験があって転職するなら数万円給与がアップすることが考えられます。
夜間勤務の場合なども手当が支給されるため、その分だけ年収アップを狙えます。
ちなみに、手当の金額は会社によって変わってくるのですが、数千円程度としているところが多いです。
年収は300万円程度となるため、一般的なサラリーマンと比較した場合、若干年収が低いと感じるかもしれません。
その場合は資格の取得を目指し、給与アップを狙うという方法がおすすめです。
ビルメンテナンスに転職したいという場合、まずは何を重視するのかを考える必要があります。
給与面や休日、仕事内容などをしっかりとチェックし、転職する企業を選んでいきましょう。
ビルメンテナンスの企業には系列系企業と独立系企業があります。
まとめ
系列系企業には、給料が高めであることや福利厚生が充実しているといったメリットが挙げられます。
しかし、転職時に高いスキルを求められることや忙しいといったデメリットもあります。
独立系企業のメリットとして、比較的業務内容が楽であることや無資格でも採用してくれる可能性が高いといったことが挙げられます。
ですが、なかなか昇給しにくいことや給料が系列系企業よりも安いことには注意が必要です。